【くどい解説】3度下・上に音を作る音程練習 パート2(音程:練習・コラム)

 

こんばんは。ハナです。

 

「ハテナです」

 

前回の記事の続きです。

今日も3度音程の練習をしていきましょう

 

(今分からなくても大丈夫なところは、緑の字で書きます)

 

<スポンサーリンク>


 

半音数える代わりに、黒鍵を数えてみよう

次でラストの問題です

【印刷用PDF】解答用紙

練習4

練習3で出来上がった①~⑨の音程を、全て答えてください。

鍵盤を見ても構いません。

 

 

 

 

↓↓↓

 

 

 

 

↓↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「めんどくせー!」

 

コツを教えてあげようか?

 

「どうせ半音数えるだけでしょ?」

 

いや。

黒鍵を数えてみよう。

 

「黒鍵?」

 

おう。

黒鍵が一個だったら短3度

黒鍵が二個だったら長3度

 

たとえば……

①だけ私がやるよ?

 

これは、「レ」「ファ」

黒鍵一個だから、短3度

 

ちなみに、

半音を数えると、三個。

ほら、やっぱり短3度

 

「なにそれ!

めっちゃ簡単やーん♪」

 

まあ……うん。

とりあえずやってごらん。

 

「まず②は、『ファ』『ラ』

黒鍵は二個だから、長3度

 

正解。

 

③は、『ラ』『ド』

黒鍵一個だから、短3度

 

正解です。

 

④は、『ファ』『ラ』

あ! ②と同じだ。

長3度!」

 

うん。正解ですよ。

 

⑤、『シ♭』『レ』

黒鍵一個だから、短3度!」

 

……。

やっぱりそうなりますか。

 

「にゃ?」

 

「シ♭」と「レ」

半音を数えてみ?

 

「んんん? 1、2、3……

あ! 四つじゃねえか!

ってことは長3度!?

 

それが正解。

 

「まさか嘘ついた?」

 

嘘はついてないよ。

 

でもね。

この「黒鍵を数える」やり方って、

幹音じゃないとダメなんだ。

 

⑤は「シ」に♭が付いてるでしょ?

だから、この音程には使えない

 

「なんだよー……先に言えっつーの!」

 

うん、ごめん。

今日のキミなら気付いてくれるかなって、思ったんだ。

 

「ムカツクううー!!」

 

はい、次いってみよー!

 

「ぐぬぬ……

⑥は、『ソ』『シ♭』

あ、♭付いてる。じゃあ……

半音三個だから、短3度

 

正解!

 

「次。⑦は『ファ』『ラ』

また『ファ』『ラ』か。

長3度

 

正解。

 

 ⑧と⑨は同じだね。

黒鍵一個だから、両方とも短3度

 

正解!

お疲れさん

 

「マジで疲れた」

 

楽譜に「長」と「短」を書いておこう。

練習4の答え・・・

① 短3度   ② 長3度   ③ 短3度

④ 長3度   ⑤ 長3度   ⑥ 短3度

⑦ 長3度   ⑧ 短3度   ⑨ 短3度

 

<スポンサーリンク>






 

聴き比べてみよう! 3度下と3度上

練習問題はこれで終わり!

 

だけど……

 

「まだ何かあんの?」

 

練習3で書いた

これ。

ハモリになってるって、気付いてた?

 

「まあ、なんとなく」

 

聴いてみたくない?

 

「聴いてみたい!」

 

……その前にちょっと、

楽譜を書き直そうか

 

「見にくくなってない?」

 

どっちがメロディで、どっちがハモリなのか、

分かるようにしたの

♪メロディ - 意味を見る

音符の棒が

上向き → メロディ で、

下向き → ハモリ ね。

 

練習3で書いてもらったのは、ハモリの方。

 

じゃあ聴いてみよう!

まずは、ハモってない方から

 

次、ハモってる方!

 

「おー。ハモってるね」

 

キミは、ハモリが作れるようになったんだよ!!

 

「そうか!

オレって、結構すごいんじゃね?」

 

まあ、間違えてましたけどね。

 

「うぐ……」

 

ハテナ君のこの解答……

なんですか? この♮は

 

「その話は、もういいだろ!」

 

そうだね。

話を元に戻そう。

 

練習3で作ったハモリって、

前半が3度下、後半が3度上

だったよね?

 

3度下だけのハモリも聴いてみて

 

次、3度上だけ

 

どう?

 

「うーん。よく分からん」

 

ハテナ君は、3度下と3度上、どっちが好き?

 

「何とも言えないかな」

 

そうですか

 

「でも。

ハモってると、いい感じだな!」

 

でしょ?

 

「3度下は、なんか、フツーにハモってるって感じで、

3度上は、キラキラしてる感じ?」

 

私も、そう感じるよ!

感じ方は、人それぞれだけどね

 

曲を作るときは、

3度下も3度上もよく使うよ

 

でも私はね、歌作るとき、

3度上はあんまり使わない

 

「なんで?」

 

私の歌って、声が高くなっちゃうの

メロディの声がもともと高いのに、

もっと高い声でハモろうとしたら、

高すぎて声が出なくなっちゃう

 

「低い音で作ればいいじゃん」

 

それが出来たら苦労はしないのよ

 

「作曲してる人って……よくわからん」

 

まとめとあとがき

まとめるよ。

まず、パート1の小まとめ。もう一度書くよ。

・変化記号とは、「♯、♭、×、♭♭、♮」この記号たちのこと

・♮も変化記号。

・変化記号の使い方は、調号と臨時記号。

・調号と臨時記号をごちゃ混ぜにしないこと。

 

次、パート2のまとめ

「長」か「短」か考えるとき、黒鍵を数えるやり方もある。

でも、幹音のときしか使えない。

変化記号が付いてたら、半音を数えましょう。

・ハモってると、いい感じだな!

 

「オレのセリフを、まとめに使うな」

 

いいじゃん別に(笑)

あのね。

音楽は、「どう感じるの?」ってところも大事なの

 

音楽理論では、色々なことを学びます。

学んだことは、実際に音で聴いてみようね。

そして、聴いてみた感想を、心の中でつぶやくの

それが大事

 

「また難しい話?」

 

難しくないよ

ハモってる音を聴いて

「いい感じだな!」って思うことが、大事なの

 

「……なんでそれが大事なの?」

 

自分が感じたことを、自分の演奏で人に伝えたい。

そう思うときが、キミにもきっと来る。

そのとき、キミの感じたことは、演奏のチカラになる。

 

音楽の経験値って、そうやって貯まっていくの。

 

色んなことを勉強して、

色んな音楽を聴いて、

レベルアップしていこうぜ!

 

「……」

「イイ話だなあ!! 感動しちゃう!笑

テレレレッテッテッテー! ハナはレベルがあがった!笑」

 

こ、こいつ……茶化しやがって……ワナワナ

 

では、ここまで読んでくれてありがとう!

じゃあね!

 

 

次の記事

長かったり短かったり、増えたり減ったり、ときには完全だったりする。それが音程だ。(音程:その4)
こんばんは。ハナです。 「ハテナです」 最近、一日一食生活をはじめました 「それ、大丈夫?」 むしろ調子いい! さて今日も、音程について語っていきますよ (今の段階では覚えてなくていいことは緑の字...

 

 

参考文献

1 海老澤敏・上参郷祐康・西岡信雄・山口修監修(2002)『新編 音楽中辞典』音楽之友社.

 

 

<スポンサーリンク>


 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました