これは何度!? 指を使った音程の数え方(音程:その2)

 

こんにちは。ハナです!

今日は音程についてお話していきます。

 

 

(今分からなくても大丈夫なところは、緑の字で書きます)

 

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音程は「度」で数えます

 

「音程って何だっけ?」

 

音程とは、二つの音の高さの違いです。

「ピンと来ない……」って思った人はこちらをお読みください

音楽人なら知っておきたい「音程」の話(音程:その1)
こんにちは。ハナです! 今日は音程についてお話していきます。 (今の段階では覚えてなくていいことは緑の字で書きます) <スポンサーリンク> (adsbygoogle = ...

 

今日も寒いですなあ……(執筆時1月)

ねえ、今日って何℃!?

 

「5℃とか6℃とか」

 

さみーーー!

 

あのさ、……温度ってさ、「℃」じゃん?

「℃」で測るじゃん?

 

「お? おう」

 

音程ってさ、なにで測ると思う?

 

「……え、音程って測れるの?」

 

測れるのです。

なぜなら、

音程とは、二つの音の高さの違い……

どれくらい違うの?

っていうのを測るわけ。

 

じゃあ、なにで測るのか?

「度」で測るのです

 

例えば、「ドとミは3度」みたいな

 

「温度は『℃』で、音程は『度』……

ややっこしいなあ……」

 

 

音程を数えるなら指を使え!

じゃあ、実際に音程を測ってみようか!

これって何度だと思う?

 

「1度」

 

なんで?

 

「だって、『ソ』と『ラ』でしょ?

一個しか違わないじゃん」

 

残念、不正解!

正解は、2度です!

 

「はあ??? なんでだよ」

 

ねえ、ちょっと片手出して

 

「……???

まあ、いいけど。はい

 

キミの手って、めっちゃ手描きっぽいね!

 

「手描きだからだよ!!!」

 

「ソ」、「ラ」

ほら、指で『ソ』『ラ』って数えると、

2本になるでしょ?

 

だから2度!

 

「え、そういう測り方なの?」

 

そういう測り方なの!

「測る」っていうか「数える」って言ったほうがいいかな

「……ド、レ、ミ……」ってつぶやきながら、指を折っていく

これが音程の数え方ってわけ!

 

じゃあ、

これは何度?

 

「えっと、『ド』と『ソ』……だから、

ド、レ、ミ、ファ、ソ……

5度!」

 

正解!

「ド、レ、ミ、ファ、ソ」と言いながら、

指で数える

これが音程の数え方です!

 

 

まずは1度から始めよ

※この項では、分かりやすくするため、0度音程について独自の解釈をしております

 

次、

これは?

 

「………………0度???」

 

違います

0度ではありません

 

「えー……だって、同じ音程でしょ???

指で数えようとしても、できないじゃん!」

 

できるんだな、これが。

ほら、一本

だから、答えは1度

 

「……納得できない!

こんなのどう見たって0度じゃん!」

 

うん、気持ちは分かる。

 

けどね、残念ながら、

0度なんてあり得ないんじゃーーーー!!!

 

「あり得ない???」

 

うん。だから、

音程は全部1度から数えるの

 

「なんで?」

 

だってさ、「0」ってことは、

何も無いってことでしょ?

 

これって、何も無いの?

 

「……ソの音が二つある」

 

でしょ?

ソの音が二つあるってことは、

同じ音程が一つあるってこと

 

だから1度!

 

「同じなのに1なの?」

 

同じだから1なの

0だったら、「同じかどうか」も分かんないんだよ?

 

0度なんてあり得ないけど、もしあり得るとしたら……

これが0度かな

 

「五線とト音記号だけ」

 

そう、音符は何も無い

 

とにかく、

音程は1度から数える

ってことを覚えてね!

 

※私なりに0度音程を解釈して解説してみました。もし0度音程について参考になる書籍や記事などがありましたら、教えていただければ幸いです……

 

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指で数えるのが、めんどくさいときは?

じゃあ次いきましょう

この音程は?

 

「えっと……『ソ』と『レ』だから……

5度!」

 

本当に~?

ファイナルアンサー???

 

「……何か違うの?」

 

それだと、

こうなっちゃうよ?

 

「……あ! もっと離れてる!

こうだ!

だから12度!」

 

そう、それが正解だ!

 

次、

これは?

 

「……ふざけてる?」

 

は? 超真面目ですけど

 

「やってられんわあ!」

 

……まあ、キミが怒るのもしょうがない

これ、めんどくさいよね?

 

「めんどくさいっていうレベルじゃねぇぞ!」

 

それな。だからまずは……

この二つの音って何の音かね?

右に「ド」の音を並べてみたよ

これなら分かりやすいでしょ?

左の二つの音は?

 

「下が『ラ」、上が『ド』」

 

その通り。

 

「でも、ここから指で数えるんでしょ?」

 

そうだね。

でもそれは、

これだけでいいよ。

 

「……3度?

いやいやいや、ハナさん、

さっきあなた、それじゃダメって言ってたでしょ」

 

ダメとは言ってないけどなー……

まあ、そうだね。3度だけじゃダメだね

 

「……んんん???」

 

この「ラ」と「ド」って

何オクターブ離れてるんだろ?

 

「7オクターブ」

 

そう。

だから、この『ラ』と『ド』の音程は、

7オクターブと3度

これが正解です。

 

「はいー???

そんなんでいいんですかー???」

 

うん。

だって、こっちの方が分かりやすいじゃん。

 

これ、指で数えたら52度になるんだよー?

「52度」なんて言われたって、よく分からないでしょ?

「何オクターブ離れてんだよ!?」ってなるでしょ?

 

だったら、

「7オクターブと3度」の方が分かりやすい

少なくとも、

「7オクターブ以上は離れてるんだなー」ってなるじゃん

 

まあ、「52度」でも間違いじゃないけど

 

「じゃあ、さっきのコレも、

『12度』じゃなくて、『1オクターブと5度』の方がよかったの?」

 

いや、それは12度でもいいよ

ってかどっちでもいいよ

 

「12度」でも

「1オクターブと5度」でも、

どっちでも大丈夫

 

でも普通は、

13度こえたら「○オクターブと○○度」って言います

 

まとめとあとがき

最後にまとめです。

・音程は「度」で数える

・音程の数え方は、「……ド、レ、ミ……」ってつぶやきながら指を折る

音程は1度から数える。0度はない。

・「○オクターブと○○度」と言った方が分かりやすいときもある

 

いかがでしたか?

 

今回は音程の初歩の初歩の話をしました

 

「……まだ初歩なんだ……」

 

そうだね。

 

まだ

3度と3度の違いとか、

完全4度と4度の違いとか、

分からないでしょ?

 

「意味不すぎる……」

 

こういうのが理解できたら……世界が広がるよ?

 

それでは!

 

 

練習記事

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参考文献

特になし

 

 

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