こんばんは。ハナです。
「ハテナです」
今日は音程の数え方についてお話していきます!
(今の段階では覚えてなくていいことは緑の字で書きます)
<スポンサーリンク> |
3度は3度でも、違う3度
問題!
これの音程は何度?
「……どうやって数えるんだっけ?」
指で数えるんだよ
こんな感じに!
「5度か」
その通り!
「何の話?」って思った方は、コチラへ
じゃあ、次
これは?
「3度。簡単すぎ」
正解。
じゃあ……
これはどうかな?
「…………3度???」
正解です。
変化記号(♯や♭)が付いていても、「○○度」の数は変わらないよ
ちなみに、「○○度」の数のことを
度数〔どすう〕と言います。
「そのまんまだな」
ところで、
コレとコレって、
全く同じかな?
度数は同じ3度だったけど、
何もかも全部同じなのかな?
「違う。『♭』が付いてるし」
そうだよね。
音程はどう違う?
「……え?
両方とも同じ3度なんでしょ?」
そうだよ。
度数は、両方とも3度です。
でも、音程は違うんだよ
「……んんん?」
音程って何だっけ?
二つの音の高さの違い、ですよね?
高さが、「近い」のか「遠い」のか
「わかんねーーーー!」
鍵盤を見てごらん。
コレが、
こうだね?
そして、
コレが、
こう。
二つの音が近いのはどっち???
「こっち!」
その通りだ!
3度の中でも、
「近い3度」と「遠い3度」があるんだね♪
「近い」「遠い」なんて言葉使うのやめるわ。これからは「長」「短」でいきます
コレみたいに遠い3度のことを長3度〔ちょうさんど〕、
コレみたいに近い3度のことを短3度〔たんさんど〕
と言います。
覚えましょう!
「『遠い3度』と『近い3度』でいいじゃん!
なんで覚えなくちゃいけねーんだよ!」
今まで、「近い」「遠い」って言葉を使ってきたけど……
これって、あまり便利じゃないんだ
例えば……
これの音程は?
「3度……?
しかも、コレよりも遠い……あ!」
ん?
「『ミ#』って、『ファ』と同じでしょ?
だから、コレは、
これと同じだね!
つまり、4度!!」
ちょっと待ったあ!
私がさっき言ったこと、忘れてない?
「え?」
変化記号が付いていても、度数は変わりません
だから、コレも3度!
「えええ……
コレと同じなのに?」
うん。
音が同じでも、
書き方は違うでしょ?
書き方が違ったら、
音程の呼び方も変わります
「……めんどくさ」
話を元に戻すよ
さっき、
コレのことを「遠い3度」と言いました。
でも、コレみたいに、「もっと遠い3度」もあるわけ
だから、
「遠い」という言葉を使っても、
「どのくらい遠いの?」って話になっちゃうの
「近い」という言葉も同じ
これみたいに、「もっと近い3度」だってある。
「近い3度」と言ったって、
「どのくらい近いの?」って聞かれちゃう
「『♭♭』 ← なにこの記号?」
それ(♭♭)はダブルフラットと言います。
音を全音下げる変化記号だよ。
「『♭』二回分ってことね」
<スポンサーリンク> | |
「長」と「短」の決まり
「……でもさー。
『長3度』『短3度』も、
『長い』か『短い』か、ってことでしょ?
『近い』『遠い』と同じじゃん。
『どのくらい長いの?』『どのくらい短いの?』ってなるでしょ?」
ところがどっこい、
そうはなりません!
「長3度」という音程はたった一つです!
「短3度」という音程もたった一つです!
「意味が分からない」
コレって、半音いくつ分?
「……四つ」
その通り。
長3度は、いつでも半音四つ分です!
コレも、
半音三つ分
短3度は、いつでも半音三つ分
「……なんで?」
音程の話になるたびに、いちいち
「どのくらい長いの?」「どのくらい短いの?」
って聞いてたら、めんどくさいでしょ?
だから、最初から
長3度 → 半音四つ分
短3度 → 半音三つ分
って、決めてあるんだ
これは、どの音になっても変わらない。
例えば、
「ファ」「ラ」
これは長3度。で、
ほら、半音四つ分。
コレと同じでしょ?
次、
「シ」「レ」
これは短3度。で、
半音三つ分。
コレと同じだね。
「長3度 → 半音四つ
短3度 → 半音三つ
こういう決まりなら、しょうがないか……」
まとめとあとがき
最後にまとめます。
・変化記号(♯や♭)が付いても、度数は変わらない
・度数が同じでも、音程は違うときもある
・長3度は、いつでも半音四つ分
・短3度は、いつでも半音三つ分
いかがでしたか?
「ハッキリ言おう。
余計に音程が分からなくなった」
ハッキリ言おう。
こんなの音楽理論の基礎の基礎の基礎です
今日は「長」「短」がでてきたけど、
他にも「完全」「増」「減」「重増」「重減」がありますから。
「もうやだ……自信なくした……」
私と一緒なら大丈夫だよ♪ ね!
「……」
ここまで読んでくれてありがとう
じゃあね!
練習記事
次の記事
参考文献
特になし
<スポンサーリンク> |
コメント