休符の基礎

大事なとこだけ先に言います。

これ↑が休符きゅうふです。

休符のところは、音を鳴らしません

休符の長さは、もし四分音符が1秒なら、

  • ……4秒
  • ……2秒
  • ……1秒
  • ……0.5秒
  • ……0.25秒

こう↑なります。

今日の大事なところは、こんな感じです。

あとでじっくり、くどく説明しますね。

<スポンサーリンク>


授業


ハナ先生

それでは、楽典の授業を始めます

緑の字は、今分からなくても大丈夫

「授業」ってなに?→:このブログについて(授業・補習)

「ハナ先生」ってだれ?→:このブログについて(登場キャラクター)

「楽譜の読み方」を最初から勉強したい!→:五本の線でドレミファソラシド

休符のところは、音が鳴らない

これ↑が休符きゅうふです。

音符は「音の高さ」と「音の長さ」を教えてくれるんでしたね。

休符は「音がらない長さ」を教えてくれます。

休符のところは、音を鳴らさないんです。

聴いてみましょう。

シャープは、半音上げるという意味。

もし休符のところも音を鳴らしたままにしたら、こう↓なります。

長さを比べる・音符と同じ感じ

もし四分休符の長さが1秒なら、他の休符は

  • 全休符……4秒
  • 二分休符……2秒
  • 八分休符……0.5秒
  • 十六分休符……0.25秒

になります。

ということは、全休符を半分の長さにすれば二分休符一つの長さと同じになり、

二分休符を半分にすれば四分休符の長さと同じになります。

そして、四分休符の半分は八分休符で、

八分休符の半分は十六分休符です。

  • 半分半分半分半分

音符と同じ感じなんですね。

  • 半分半分半分半分

もし四分音符が1秒なら、

  • ……4秒
  • ……2秒
  • ……1秒
  • ……0.5秒
  • ……0.25秒

休符の形・書き方

全休符と二分休符は、形が似てるので注意です。

五本の線の、下から4番目の線にぶらさがってるのが全休符で、

下から3番目の線の上に置いてあるのが二分休符です。

全休符と二分休符の書き順は、特にありません。

こんな感じ↑に書けばOKです。

四分休符は、下から書きます。

八分休符と十六分休符は、玉から書きます。

四分休符・八分休符・十六分休符は、五本の線の、下から番目の線と番目の線のに書きます。

<スポンサーリンク>

くどい質問

休符は「休み」?


ハテナ君

なるほど、休符は「休み」ってことなんだな

「ハテナ君」ってだれ?→:このブログについて(登場キャラクター)


ハナ先生

うーん……「休み」って言い方は、あんまりよくないんじゃないかなー

ハテナ君

なんで?


ハナ先生

休符のところになっても、音楽は休まず進みます。

だから「休み」って言葉はちょっと変です


ハテナ君

なるほど。

でも休符のとこって、音は鳴らないんだろ?

音楽は休まないかもしれんけど、「音は休む」んじゃねーの?


ハナ先生

その通りです。

なので、「休み」と言ってしまっても間違いではありません

ここでちょっと、辞書で「休符」の意味を調べてみましょうか

休符(きゅうふ)

楽譜において、音のない休止の箇所かしょとその長さを示すための符号ふごう

引用:海老澤敏・上参郷祐康・西岡信雄・山口修監修(2002)『新編 音楽中辞典』音楽之友社.


ハナ先生

休止」って言葉が使われてますね


ハテナ君

「休止」も「休み」も、同じ意味なんじゃないの?


ハナ先生

はい、ほとんど同じです。

ですからやっぱり、「休符は休み」って言ってしまっても、間違いではないんですね。

ですが……あまり使いたくない言葉かなー

ハテナ君

どうして?


ハナ先生

「休み」「休止」って聞いたら、どう感じますか?

いったん止まっちゃう感じがしませんか?


ハナ先生

絵にすると、こんな感じ↑?


ハテナ君

確かに、いったん止まる感じだな


ハナ先生

でしょ?

そういう風に感じて欲しくないんです。

休符を見てちょっとでも「止まる」って感じちゃったら、それが演奏になってしまいます。

「止まっちゃう感じ」が演奏に出てしまうんです。

なので、「止まっちゃう感じ」が出ないように、「休み」「休止」って言葉は使わない方がいいかな……って私は思います


ハテナ君

うーん……めんどくさいなあ


ハナ先生

休符のところでも音楽は休みません。

休符も音楽なんだ!」って感じて欲しいです


ハテナ君

「考えるな、感じろ!」ってやつ?


ハナ先生

「(休止って)考えるな、(音楽を)感じろ!」です

まとめとあとがき

まとめ

休符のところは、音を(   )。 - 答えを見る

もし四分音符が1秒なら、

  • ……4秒
  • ……2秒
  • ……1秒
  • ……0.5秒
  • ……0.25秒

答えを見る

四分休符・八分休符・十六分休符は、五本の線の、下から(   )番目の線と(   )番目の線の間に書く。 - 答えを見る

あとがき


ハテナ君

休符も音楽!!

だよな?


ハナ先生

その通りです♪

ハテナ君

でも、その休符の形が覚えられない……。

全休符と二分休符とか、見間違えそう


ハナ先生

それは多分、大丈夫。

拍子ひょうしのことが分かっていれば、見間違えることはないはずです。

書き間違えることはあるかもしれませんが……

ハテナ君

拍子?


ハナ先生

拍子は次回の授業でやりますね

参考文献

  • 海老澤敏・上参郷祐康・西岡信雄・山口修監修(2002)『新編 音楽中辞典』音楽之友社.
    • (「休符」の項を引用・参考)

<スポンサーリンク>



ハナ先生

今日の授業はここまで。

次の授業はコチラ↓です

拍子が分かれば音符も見やすくなるよ
ハナ先生 今日は、拍はくと拍子ひょうしについてお話していきます <スポンサーリンク> 授業 ハナ先生 それでは、楽典の授業を始めます ※緑の字は、今分からなくても大丈夫...

コメント

タイトルとURLをコピーしました