拍子が分かれば音符も見やすくなるよ


ハナ先生

今日は、はく拍子ひょうしについてお話していきます

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授業


ハナ先生

それでは、楽典の授業を始めます

緑の字は、今分からなくても大丈夫

「授業」ってなに?→:このブログについて(授業・補習)

「ハナ先生」ってだれ?→:このブログについて(登場キャラクター)

「楽譜の読み方」を最初から勉強したい!→:五本の線でドレミファソラシド

拍は、感じ取れる音符


ハナ先生

ビートって聞いたことある?

「ビートをきざむ」のビート


ハテナ君

ありますよ。

意味は知らねー


ハナ先生

ビートは、日本語ではくと言います

音楽をくと、ノリノリになってくるでしょ?

そしたら、手拍子叩いたり、首を振ったり足踏みしたり、しますよね?


ハテナ君

まあ、するね。

たまに


ハナ先生

それが拍です!

どんな音楽にも、ずっと拍があるんだよ。

いや……音楽じゃなくても、拍がある

ハテナ君

よくわかんない


ハナ先生

拍は、「感じ取れる音符」です。

「聴く」んじゃなくて、「感じる」。

これ↓、見てください


ハナ先生

下の段が、ずっと四分音符ですよね?

これが拍です

ハテナ君

再生したら、「カッ」って聞こえてきましたよ。

拍は聞こえないんじゃないの?


ハナ先生

分かりやすくするために、「カッ!」ってらしたの。

けど、「カッ!」がなくても、感じることができると思います。

この曲↓、聴いてみてください

♪ピアノソナタ(K.545)第1楽章/モーツァルト


ハナ先生

拍、感じましたか?


ハテナ君

うーん……


ハナ先生

拍を鳴らすね、「カッ!」で

ハテナ君

……なんか、おかしくないですか?


ハナ先生

どこがおかしいの?


ハテナ君

んんん……拍が?

どう説明したらいいか、わからない


ハナ先生

拍が曲に合ってない、ですね?


ハテナ君

それ!

曲に合ってない!


ハナ先生

そうなんです。

さっきの拍は、間違って鳴っていました。

正しい拍は、これ↓


ハテナ君

曲に合ってる!


ハナ先生

ハテナ君は最初から、正しい拍を感じていたんですね

ハテナ君

え、そうなの?


ハナ先生

どうして、「なんかおかしい」って思ったの?

間違った拍が「間違ってる」って感じたから、じゃないですか?


ハテナ君

うん、たぶん


ハナ先生

「正しい拍」を感じてなかったら、「おかしい」なんて思いません。

音楽は、人に拍を感じさせる力があるんです

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拍子とは


ハナ先生

これ↑が拍子ひょうしです


ハテナ君

拍子さんびょうし」とか「拍子よんびょうし」とかの拍子……ですか?


ハナ先生

そう!

これ↓見てください


ハナ先生

だから、三拍子ですね。

下にって書いてあるから、「四分しぶんの三拍子」と読みます


ハテナ君

3は、三拍子の3。

4はなに?


ハナ先生

この「」は、四分音符のことです。

四分音符が一拍いっぱく」って意味


ハテナ君

他の音符が一拍のときって、ある?


ハナ先生

これ↓は、「八分音符が一拍」ですね


ハテナ君

なるほど


ハテナ君

4は四分音符。

3は三拍子


ハナ先生

四分音符が三つ集まって一つ」ですね

ハテナ君

集まって一つ……?


ハナ先生

四分の三拍子の楽譜って、

四分音符三つでたての線を引くんです。

これ↓見てください


ハナ先生

拍を数えてみてください。

四分音符三つずつでしょ?


ハテナ君

なるほど。

四分の三拍子は「四分音符が三つ集まって一つ」。

一拍が三つになったら縦の線を引くってことか

拍子と小節


ハナ先生

さっきの縦の線は、小節線しょうせつせんと言います。

で、小節線で分けられたところを、小節しょうせつと言います


ハナ先生

小節は、数えることができます。

二つの小節なら、「2小節」。

三つの小節なら、「3小節」って感じ。

あと、最初から数えて3番目の小節を、3小節って言います

ハテナ君

「2小節」と「2小節目」って、違うんだよね?


ハナ先生

もちろん。

「2小節」は、二つの小節を一緒にしてますけど、

「2小節目」は、一つの小節だけ。

二番目の小節って意味だから。


ハナ先生

「2小節目から4小節目までの3小節」なんていう言い方もあるよ


ハテナ君

なるほど


ハナ先生

話を戻します


ハナ先生

四分の三拍子は、

1小節の中に四分音符が三つ入ります。

これを知ってると、楽譜がすごく読みやすくなる

ハテナ君

そうなの?


ハナ先生

これ↓読めますか?


ハナ先生

拍子と小節線がありません


ハテナ君

読めません!


ハナ先生

ですよね!

拍子と小節線を入れると……


ハナ先生

こう↑なります


ハテナ君

見やすくなった


ハナ先生

でしょ?

ところで、これ、何拍子なんびょうしですか?


ハテナ君

四分しぶん拍子


ハナ先生

その通り。

だから、1小節に四分音符が四つ入るってことですね


ハナ先生

休符の意味を忘れても、「四つ入る」っていうのをヒントにすれば、

思い出せるかもしれませんね


ハテナ君

お、オレは忘れてないけどね


ハナ先生

……ほんとかなあ?

まあ、楽譜を読むときはまず拍子をチェックです!

まとめ

  • 拍子は、いくつかの拍を一つに集めたもの
  • 拍子を使って、楽譜を見やすく
  • 四分の三拍子は、1小節の中に四分音符が三つ

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ハナ先生

今日の授業はここまで。

次の授業はコチラ↓です

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ここ↓が「ド」!これ↓がト音記号そして、これ↓がヘ音記号です。ヘ音記号のドレミファソラシドはこれ↓まずは「ド」の場所を覚えてしまいましょう。<スポンサーリンク...

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