今日は、拍と拍子についてお話していきます
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授業
それでは、楽典の授業を始めます
※緑の字は、今分からなくても大丈夫
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「ハナ先生」ってだれ?→:このブログについて(登場キャラクター)
「楽譜の読み方」を最初から勉強したい!→:五本の線でドレミファソラシド
拍は、感じ取れる音符
ビートって聞いたことある?
「ビートを刻む」のビート
ありますよ。
意味は知らねー
ビートは、日本語で拍と言います。
音楽を聴くと、ノリノリになってくるでしょ?
そしたら、手拍子叩いたり、首を振ったり、足踏みしたり、しますよね?
まあ、するね。
たまに
それが拍です!
どんな音楽にも、ずっと拍があるんだよ。
いや……音楽じゃなくても、拍がある
よくわかんない
拍は、「感じ取れる音符」です。
「聴く」んじゃなくて、「感じる」。
これ↓、見てください
下の段が、ずっと四分音符ですよね?
これが拍です
再生したら、「カッ」って聞こえてきましたよ。
拍は聞こえないんじゃないの?
分かりやすくするために、「カッ!」って鳴らしたの。
けど、「カッ!」がなくても、感じることができると思います。
この曲↓、聴いてみてください
♪ピアノソナタ(K.545)第1楽章/モーツァルト
拍、感じましたか?
うーん……
拍を鳴らすね、「カッ!」で
……なんか、おかしくないですか?
どこがおかしいの?
んんん……拍が?
どう説明したらいいか、わからない
拍が曲に合ってない、ですね?
それ!
曲に合ってない!
そうなんです。
さっきの拍は、間違って鳴っていました。
正しい拍は、これ↓
曲に合ってる!
ハテナ君は最初から、正しい拍を感じていたんですね
え、そうなの?
どうして、「なんかおかしい」って思ったの?
間違った拍が「間違ってる」って感じたから、じゃないですか?
うん、たぶん
「正しい拍」を感じてなかったら、「おかしい」なんて思いません。
音楽は、人に拍を感じさせる力があるんです
拍子とは
これ↑が拍子です
「三拍子」とか「四拍子」とかの拍子……ですか?
そう!
これ↓見てください
3だから、三拍子ですね。
下に4って書いてあるから、「四分の三拍子」と読みます
3は、三拍子の3。
4はなに?
この「4」は、四分音符のことです。
「四分音符が一拍」って意味
他の音符が一拍のときって、ある?
これ↓は、「八分音符が一拍」ですね
なるほど
4は四分音符。
3は三拍子
「四分音符が三つ集まって一つ」ですね
集まって一つ……?
四分の三拍子の楽譜って、
四分音符三つで縦の線を引くんです。
これ↓見てください
拍を数えてみてください。
四分音符三つずつでしょ?
なるほど。
四分の三拍子は「四分音符が三つ集まって一つ」。
一拍が三つになったら縦の線を引くってことか
拍子と小節
さっきの縦の線は、小節線と言います。
で、小節線で分けられたところを、小節と言います
小節は、数えることができます。
二つの小節なら、「2小節」。
三つの小節なら、「3小節」って感じ。
あと、最初から数えて3番目の小節を、3小節目って言います
「2小節」と「2小節目」って、違うんだよね?
もちろん。
「2小節」は、二つの小節を一緒にしてますけど、
「2小節目」は、一つの小節だけ。
二番目の小節って意味だから。
「2小節目から4小節目までの3小節」なんていう言い方もあるよ
なるほど
話を戻します
四分の三拍子は、
1小節の中に四分音符が三つ入ります。
これを知ってると、楽譜がすごく読みやすくなる
そうなの?
これ↓読めますか?
拍子と小節線がありません
読めません!
ですよね!
拍子と小節線を入れると……
こう↑なります
見やすくなった
でしょ?
ところで、これ、何拍子ですか?
四分の四拍子
その通り。
だから、1小節に四分音符が四つ入るってことですね
休符の意味を忘れても、「四つ入る」っていうのをヒントにすれば、
思い出せるかもしれませんね
お、オレは忘れてないけどね
……ほんとかなあ?
まあ、楽譜を読むときはまず拍子をチェックです!
まとめ
- 拍子は、いくつかの拍を一つに集めたもの
- 拍子を使って、楽譜を見やすく
- 四分の三拍子は、1小節の中に四分音符が三つ
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今日の授業はここまで。
次の授業はコチラ↓です
知識ゼロの楽譜の読み方の章
- 五本の線でドレミファソラシド
- 鍵盤でドレミファソラシド
- 音符の形
- 音符の音の長さ
- 休符の基礎
- 拍子が分かれば音符も見やすくなるよ←今ココ
- ト音記号とヘ音記号。「ド」の場所を覚えよう!
- 知ってるようで知らない全音と半音
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